当院は1984年に開設以来約3900名の治療を行ってきた実績がありますがその中で歯の裏側に装置を付ける舌側(ぜっそく)矯正治療で治療をしたケースは約5%の200名程度です。
しかし、近年この目立たない矯正治療に対する認知度が向上し、治療の相談に来院される方の中でも特に大人の患者さんにこの治療を希望される方が増えてきています。

<当院のセミナールームでの講習会風景>

そこで、それに対応するために当院では術式の標準化と内容の高度化を図ることにしています。その手始めとして一昨年10月に元日本舌側矯正歯科学会会長の布川隆三先生をお招きして舌側矯正治療の1日セミナーを当院のセミナールームで行って頂きました。また、昨年11月24-25日に品川プリンスホテルで開かれたアジア舌側矯正歯科学会には院長と歯科衛生士の村上の2人が参加して最新の情報を吸収することが出来ました。

尚、当院では特に目立つ上の歯だけ裏側に装置を付けるハーフリンガル治療法にも力を入れています。この方法では、上下両方の歯の裏側に装置を付けるフルリンガル治療法に比べて、歯の表側に装置を付けて行う通常の治療法の費用の約50%増しの治療費で治療を受ける事が出来るため、当院では人気の治療方法となっています。

<治療中の状態①(正面)> 上の歯の裏側には矯正装置がついていますが外からは見えません。

<治療中の状態②(上の歯の裏側)> 現在の装置は従来のものに比べかなり小型化されており、患者さんの発音や違和感はかなり軽減されています。