日本における第1期の矯正歯科専門医認定審査の申し込みが昨年(2006年)5月31日に締め切られ、6月の一次試験(提出された10の治験例の書類審 査)、7月の2次試験(症例展示と口頭試問)を経て、合格者は9月13-15日に札幌市で行われた第65回日本矯正歯科学会大会において参加者に症例を公 開展示して、その後12月には正式に合格の通知と登録費の請求がなされました。

私も運良く合格することが出来たのですぐに登録費(4万円)を払い込みまし た。その後、2か月以上経過し、3月になってやっと正式の専門医資格証が届きました。ところがその送付状には次の文章が付されていました。

「学会専門医の資格につきましては、学会が法人化された後に厚生労働省への届出を行い、認定を受けるまでは広告することは出来ませんのでご注意下さい。」

今回の日本初の矯正専門医認定審査は日本全体で250名近くの申請に対し、最終的に156名(約3/5) の合格というかなり厳しいものでした(合格者は日本矯正歯科学会のサイトで確認できます。

ところで、私もそうでしたが、診療の合間を縫って10例の治験症例の完全な記録の整理と展示を期日までに間に合わせるには並々ならぬ努力を要し、4-5日 の徹夜を強いられてやっと合格したのにそれを世間に知らせることも出来ないとは、、、、と多くの合格者は釈然としない思いを抱いたことだろうと思います。

そもそも厳しい条件と試験を課して専門医制度を実施する目的は世間の人がその医者が専門医としての相当の知識と技術と倫理観を有していると判断しやすいよ うに実施するもので、その結果を世間に広く知らしめなければ実施する意味がないとさえ思えるのです。

しかし、日本矯正歯科学会(以下日矯学会と略)の法 人化が諸事情により見送られている現時点では法令の規定により、日橋学会は上記見解をとらざるを得ないというのが現状です。幸い現在はホームページやブロ グサイトは広告と見なされていませんので私も個人的な意見をこのよ うに書くことが出来るのですが、この文章を書きながらも、現在の世の中はむしろ消費者(患者さん)の側が情報を収集し、取捨選択して正しい判断をすること が求められている時代だという思いがします。

どうぞ自分なりの情報の網を張り巡らして何が本物の情報で何がそうでないのかを見分ける正しい選択眼を身につ けて頂きたいと思います。

 

治療例と参考料金
資料請求・初診相談 資料請求をする 初診相談を申し込む