<写真1>歯学部病院入り口にて。 私の左側がかつての教え子のDr. Franklin She, 右側がDr. Wilson Lee. 後ろの幕には「世界の大学歯学部のランキングで1番に選ばれた」と誇らしげに書いてあります。

2018年3月20 -22日の3日間約5年ぶりに香港大学を訪れて矯正の講演会を行いました。5年前までは非常勤の教授として、ほぼ毎年のように訪れて講演を行っていましたが、当時の矯正歯科の主任教授(スウェーデン人)が退職して帰国してから次の主任教授がなかなか決まらず、小生も呼ばれることがなくなったため疎遠になっていたのですが、当時学生で自分自身の卒業論文の資料を集めるために私の診療所を訪問した2人の学生がいて、今は開業して立派にやっているのですが、その彼らが中心になって香港矯正歯科学会の会員に呼びかけて今回の講演会が実現したという わけです。

<写真2>講演会の会場の様子。 香港の開業矯正専門医および大学の研修生ら約50名ほどが参加しました。

講演会は香港大学歯学部病院のラウンジを利用してリラックスした雰囲気で行われ約50名が参加しました。講演内容は当院で日常的に行っている抜歯及び非抜歯治療の方法である矯正用のインプラントを用いた、1)Hybrid Orthodontic Treatment System (抜歯用の治療法)とLingual Distalizer (非抜歯用の治療法)についての講演と、 2)「矯正治療の失敗を防ぐには」という2つのテーマでの講演でした。

<写真3> 講演中の私 講演は全て英語で行われました。 最近は英語を使う機会が少ないので、昔は得意だった英語(英検1級)も、単語がなかなか出てこず、手こずりましたがPower pointを使用しての専門医同士の臨床的な内容の講演ですので皆さん講演内容はよく理解してくれたようです。

<写真4> 講演会の翌日大学のクリニックで研修医の指導を行って いるところ。 女性の歯科医が多いのは世界中どこでも見られる傾向です。左側の2人は デンタルアシスタントの研修生。白衣の色が違います。