本年(2013年)3月16~26日にかけてトルコのイスタンブールとデンマークのコペンハーゲンを訪ねる旅行をしてきました。イスタンブールは私がまだ歯科大学の学生だった頃、大学を休学して約10ヶ月の間ヨーロッパをヒッチハイクで無銭旅行したのですが、その時にもっとも印象に残った都市で、いつかもう一度訪ねてみたいと思っていた所です。約40年の歳月を経てやっと再訪することが出来ました。

当時はイスタンブールについての予備知識も殆どなく、ただ通過都市として数日滞在しただけだったのですが、その時のエキゾチックな都市の雰囲気、中でもまるで別世界のようなバザールの雰囲気に魅せられてしまったのです。今回は再訪する前にインターネットでイスタンブールの歴史を少し勉強していったのでそちらの方の興味を満喫することが出来、満足な旅でした。歴史に興味のある方はこちらの動画をどうぞ。動画はこちら ついついはまりますからご注意を!

 

アジア大陸側から見たイスタンブールの旧市街中心部
アジア大陸側から見たイスタンブールの旧市街中心部。あちこちに見えるイスラム教会の尖塔が何ともエキゾチックな雰囲気を醸し出している。中央に見える金角湾の入口にかかるガラタ橋は歩いて渡ることが出来る程の長さでした。

 

「Panorama 1453博物館」の内部
「Panorama 1453博物館」の内部。1453年、東ローマ帝国の首都であったコンスタンチノープル(イスタンブールの旧名)をオスマントルコ軍が陥落させた歴史的な出来事を壮大なドーム内の壁面全てを使って描いた絵に、音と光を加える事でまるでその場にいるような臨場感を味わえます。

 

旅行の後半は香港大学の矯正科の主任教授の職を定年退職して、現在コペンハーゲン大学矯正科で教鞭を執っているUrban Hagg教授を訪ねての旅でしたが、矯正科の卒後教育中の学生と教官約20名に私が日頃行っている矯正治療の臨床についての講義を英語で約4時間行いました。

その後、Hagg教授のスウェーデンの自宅に2泊滞在させて頂き、近郊のMolme市やLund市を案内して頂きました。

 

コペンハーゲン大学矯正科の学生たちと講義後の記念撮影
コペンハーゲン大学矯正科の学生たちと講義後の記念撮影。ご覧の通り、15名中男子学生はたった2人と女性に完全に支配されていました。

 

Hagg教授と彼の自宅の裏庭にて
Hagg教授と彼の自宅の裏庭にて。教授の自宅は海岸のすぐ近くにあり、裏庭から対岸にコペンハーゲン市街を遠望出来る海が見渡せる。